就労移行支援の利用期間は、原則として2年間と決まっています。
一度利用を開始すると通所を中断しても、その期間は利用期間としてカウントされ、差し引かれてしまいます。
だからこそ、就労移行支援の事業所選びはとても重要です。
自分に合った支援を受けられる事業所を選べば、無理なく通所を継続でき、就職に必要なスキルを着実に身につけられます。
本記事では特例子会社として約40年の実績を誇る、就労移行支援事業所アビリティーズジャスコが、事業所選びの手順やポイントをわかりやすく解説していきます。
【この記事で分かること】
就労移行支援事業所選びで後悔したくない方は、ぜひ参考にしてください。
一般企業への就職を目指すなら
アビリティーズジャスコがおすすめ!

アビリティーズジャスコは、イオングループの障がい者雇用特例子会社で、10年以上にわたり就労移行支援を提供しております。
【アビリティーズジャスコの特徴】
- 一人ひとりに合わせた支援プログラム
- 多彩なプログラムとツール
- お試し就労でミスマッチを防止
- 就職後のアフターフォローも万全
アビリティーズジャスコでは、豊富なプログラムとツールを組み合わせることで、それぞれの希望や課題に寄り添った支援をご提供。
支援員がカウンセリングを通じて、一人ひとりに合わせた支援プログラムを組み立てるため、「働くイメージがまだ掴めない」という方も、安心してご利用いただけます。
また、イオングループをはじめとする多数の協力企業での実習が可能なため、実際の仕事を体験しながら、ご自身の適性や職場との相性をじっくりと確認できます。
就労支援プログラムを無料で体験できるため、自分に合った環境か不安な方も、まずはお気軽にアビリティーズジャスコまでご相談ください。
就労移行支援の選び方の手順
就労移行支援を選ぶ際は、いきなり見学に行くのではなく、事前準備と比較検討がとても重要です。
納得のいく選択をするために、まずは次の3つのステップを順に進めていきましょう。
それぞれのステップについて詳しく解説していきます。事業所選びで失敗したくない方はぜひ参考にしてみてください。
自己分析を行う
自分に合った就労移行支援事業所を選ぶためには、最初に自己分析を行うことが大切です。
体調や特性・スキル・目指したい働き方を整理しておくことで、事業所選びの判断基準が明確になり、支援内容とのミスマッチを防ぎやすくなります。
まずは以下のポイントを参考に、自分の状態や考えを整理してみましょう。
観点 | 確認する内容 |
---|---|
特性・体調面 | ・体調の波 ・活動可能な時間 ・苦手な環境 |
経験・スキル | ・これまでの仕事や学び ・使えるスキル |
興味・価値観 | ・好きな作業 ・関心のある分野 ・重視する条件 |
働き方の希望 | ・通勤の可否 ・理想の職場環境 ・働く目的 |
これまでの自分について大まかに整理をした後は、具体的なチェック項目に落とし込み、自分の状況をより深く掘り下げていきます。
【チェック項目の例】
- 体調の安定しない時間帯はいつか
- 落ち着いて過ごしにくい環境はどんな場所か
- 自分が得意とする作業やスキルは何か
- どんな職場であれば安心して働けそうか
- 将来的に挑戦したいことは何か
頭の中で考えるだけでなく、ノートやスマートフォンにメモしながら整理するのがおすすめです。
実際に言語化することで、自分自身をより客観的に見つめられるようになります。
自己分析を深めることで、「どんな支援が必要なのか」も明確になり、事業所選びの精度がぐっと高まります。
複数の事業所を比較する
自己分析ができたら、実際に通える範囲の事業所をいくつかピックアップして比較してみましょう。
事業所によって支援内容や雰囲気は異なるため、複数の候補を見比べることで、自分に合った場所が見つかりやすくなります。
比較する際は、以下のような観点ごとに「5段階評価」をつけてスコア化する方法がおすすめです。
主観的な印象だけでなく、評価を記録して数値化しておくことで、客観的な判断がしやすくなり、冷静に比較できるようになります。
▼事業所の探し方を知りたい方はこちら
就労移行支援の探し方の選択肢
実際に見学・体験を行う
候補の事業所をある程度まで絞り込んだら、次は実際に見学や体験利用を行うことがおすすめです。
見学や体験利用では、パンフレットやWebサイトの情報だけでは得られない、事業所の雰囲気や支援員との相性などを肌で感じられます。
特に以下のような点を意識して見ておくと、より判断しやすくなります。
- 支援の進め方に一貫性や柔軟性があるか
- 通所者が落ち着いて過ごせているか
- 施設内の雰囲気や清潔感
- 支援員の対応姿勢やコミュニケーションの丁寧さ
こうした要素を実際に目で見て確かめることで、「ここなら安心して通えそう」「イメージと違った」といった大事な気づきにつながります。
また、可能であれば1回だけでなく複数回訪問してみることで、時間帯や曜日による違いも見えてきます。
なお、就労移行支援事業所「アビリティーズジャスコ」では、最大5日間の体験利用が可能です。
より深く事業所の雰囲気を知りたい方や、通所の不安を解消したい方にもぴったりの制度ですので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
就労移行支援の選び方|6つの比較ポイント
就労移行支援を選ぶ際は、以下の6つのポイントを意識しましょう。
事業所ごとに支援内容や環境には違いがあるため、自分にとって通いやすく、目標に近づける場所かどうかを具体的な観点で比べることが大切です。
比較ポイントを理解することで、「ここで頑張ってみたい」と思える事業所に出会いやすくなるため、ぜひ参考にしてみてください。
自分の障がい特性や病気に合ったサポートがあるか
就労移行支援では、利用者一人ひとりの障がいや病気に応じた、個別性の高い支援体制が求められます。
自分の特性や課題を正しく理解し、適切な支援を行えるスタッフがいるかどうかは、事業所選びで特に重視したいポイントです。
特に、以下のような専門資格を持つスタッフが在籍している事業所は、支援の質が高い傾向があります。
【専門資格の例】
- 臨床心理士
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 介護福祉士
また、すべての就労移行支援事業所には、法律により「サービス管理責任者(サビ管)」という専門スタッフの配置が義務づけられています。
このサビ管は一定の実務経験と専門資格を有しており、個別支援計画の作成やサービス全体の質の管理を担う重要な役割を担っています。
そのため、どの事業所でも基本的な専門性と支援体制は、法律に基づき一定の水準が確保されているといえます。
ただし、実際に自分に合ったサポートが受けられるかどうかは、事業所ごとに異なるため、見学や相談を通じて通所者の様子などを直接確認することが大切です。
事業所のタイプがあっているか
就労移行支援事業所には、「総合型」と「特化型」の2種類に分類されるため、自分に適したタイプを選ぶことが重要です。
それぞれで支援の内容や重点が異なり、以下のような特徴があります。
タイプ | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
総合型 | ・就職活動全般を支援 ・概ね全ての障がいの種類に対応 | ・どんな仕事が合うか迷っている人 ・基礎から就職を目指したい人 |
特化型 | ・専門スキルの習得に特化 ・特定の障がいへの対応 | ・職種が明確に決まっている人 ・障がいに対して専門性の高いサポートを受けたい人 |
たとえば、「希望する業界や職種は決まっていない」「「幅広い職種から自分の適性を見極めたい」という場合は、多様な支援が受けられる総合型が適しています。
一方で、就労移行支援事業所の中には「スキル特化型」や「障がい特化型」といった専門性の高いタイプもあります。
たとえば「デザインの仕事に就きたい」「PC操作には自信がある」といった明確な目標がある方には、専門スキルの習得に特化した「スキル特化型」の事業所がおすすめです。
また、過去に障がいを理由に就職がうまくいかなかった経験がある方は、「障がい特化型」の事業所を選ぶことで、自分の特性に応じた支援を受けやすくなります。
自分の現在の状態と将来像を踏まえて、どのタイプの支援が自分に合っているかを見極めることが、事業所選びの重要なポイントです。
プログラム内容が希望する職種や目標に合っているか
就労移行支援を選ぶ際は、プログラム内容が希望する職種や障がい特性に合っているかを確認しましょう。
就労移行支援では事業所によって内容や重点は異なるものの、一般的には以下のような支援プログラムを提供しています。
- ビジネスマナー
- パソコン操作
- コミュニケーション訓練
- 軽作業トレーニング
- 模擬就労体験
- 就職活動支援
希望する職種や障がい特性によって必要な支援は異なるため、自分の目標に合ったプログラムが実施されているかを事前に確認しておくことが重要です。
特に次の2点をチェックしておくと、自分に合った支援内容かを判断しやすくなります。
- 希望業種に対応しているか
- 苦手を補う訓練があるか
障がいや特性によって、対人スキルや体力面など課題と感じる点は人それぞれ異なります。
そのため、自身の苦手を補い、必要な力を伸ばすための訓練が用意されているかどうかは、重要なチェックポイントの一つです。
また、希望する職種や自分の特性がまだ明確でない方も、カウンセリングを通じて、適切な目標設定を行うことができるため、ご安心ください。
就職実績や定着率などの数値がいいか
就労移行支援事業所を選ぶ際は、就職実績や定着率などを確認しましょう。
これらのデータは、支援プログラムの質やマッチングの適切さを客観的に判断するための材料になります。
- 就職実績
↳実際に支援が就職に結びつくかを評価できる指標 - 職場定着率
↳アフターサポートの充実度やマッチングの精度を評価できる指標
さらに、就職先の業種・職種や具体的な支援内容が明示されている事業所は、習得できるスキルとのミスマッチを防ぎやすくなります。
たとえば、就労移行支援事業所「アビリティーズジャスコ」では、以下のような具体的な情報を提示しており、就職までのプロセスをイメージすることが可能です。
- 一般事務やデザイン職など多様な就職先の紹介
- 利用者の声と連動した支援内容の説明
▼就職事例について詳しく知りたい方はこちら
アビリティーズジャスコ|就職事例一覧
また、職場定着率を見る際は、6か月後の定着率「84.2%」を一つの目安にするとよいでしょう。
※参考:障がい者の就業状況等に関する調査研究(障がい者職業総合センター)
この数値は、障がい者職業総合センターによる全国調査で示された、就労移行支援を通じて就職した方の平均的な定着率です。
就職はゴールではなく、働き続けてキャリアを築けるかどうかが重要なため、就職実績とあわせて、定着率もしっかり確認することが大切です。
通いやすく生活リズムにフィットするか
自宅からの距離や通所手段が負担にならないことは、就労移行支援を長く継続するための重要な条件です。
就労移行支援は、週に3〜5日程度の通所を前提としたサービスであるため、無理なく通える環境かどうかを事前に確認しておく必要があります。
特に、体力や精神面に不安がある場合、通所にかかる移動の負担は想像以上に大きく、無理をすると生活リズムの乱れや体調悪化につながることもあります。
そのため、自転車や徒歩で通える距離かどうか、公共交通機関を利用する場合は混雑状況や乗り換えの有無なども含めて、実際に足を運んで確認しておくことがおすすめです。
また、慣れるまでは短時間利用からスタートすることも可能ですので、体調や生活リズムに不安がある場合は、事前のカウンセリング時にその旨を相談しておきましょう。
スタッフや通所者との相性・事業所の雰囲気が合うか
事業所を選ぶ際には、スタッフや他の通所者との相性、そして事業所全体の居心地の良さも重要な判断基準になります。
数か月から1年以上通うこともある就労移行支援では、日々の環境がストレスにならないかどうかが、継続のしやすさに大きく影響します。
たとえプログラムが充実していても、以下のような環境では通所の継続が難しくなる可能性があります。
- 支援員との会話がストレスになる
- 他の通所者との空気が合わない
- 居心地が悪く感じる
特に支援員との人間的な相性は、安心してサポートを受けるうえで重要です。
こうした「相性」や「空気感」は、パンフレットやWebサイトだけでは分かりづらいため、見学や体験利用を通じて直接確認するようにしましょう。
できれば一回だけでなく複数回訪問し、時間帯や曜日による雰囲気の違いもチェックすると、
就労移行支援の探し方の選択肢
就労移行支援の探し方には、主に以下のような選択肢があります。
これらの方法を知っておくことで、効率的に情報を収集でき、「ここなら合いそう」と思える事業所に出会いやすくなります。
特に上記の3つの方法を組み合わせて活用すると、自分に合った就労移行支援事業所に出会える可能性が高まるため、ぜひ参考にしてみてください。
インターネット検索で探す
まずは、インターネットで「居住地 × 就労移行支援事業所」といったキーワードで検索してみましょう。
地名を組み合わせることで、通える範囲の事業所を効率よく絞り込めます。
また、全国の事業所をまとめて検索できるポータルサイトを活用するのもおすすめです。
地域や障がいの種別を入力すれば、条件に合った事業所の詳細情報を一覧で確認できるため、比較検討がしやすくなります。
障がい福祉課に相談する
市区町村の障がい福祉課に相談するのも、有効な方法のひとつです。
障がい福祉課は、障がいや生活に関する支援制度の窓口として、福祉サービスの利用や生活の相談に対応している公的な機関です。
障がい福祉課は事業所探しだけでなく、以下のような総合的なサポートを受けられます。
- 利用可能な事業所の案内
- サービス利用までの流れの説明
- 手続きに必要な書類の確認
- 支援制度や利用条件の案内
「就労移行支援って自分でも利用できるか」「何から始めればいいか」不安な方は、まずは福祉課の窓口に相談することがおすすめです。
ハローワーク等の専門機関に相談する
就労移行支援については福祉課だけでなく、障がい者の就職支援を専門とする複数の公的機関に相談できます。
障がいや病気のある方の就職支援を専門に行っている機関もあり、より具体的なアドバイスや支援内容を受けられます。
主な公的支援機関とそれぞれの特徴は、以下の通りです。
機関名 | 特徴 |
---|---|
障がい者就業・生活支援センター | ・就労と生活を一体的にサポートする窓口 ・地域密着で支援 |
地域障がい者職業センター | ・職場実習に対応 ・専門的な職業評価が可能 |
障がい者相談支援事業所 | ・福祉全般を案内 ・就労支援も相談可 |
ハローワーク (専門援助窓口) | ・求人紹介に対応 ・職業相談や就労支援も可能 |
「どこに相談したらいいかわからない」という場合でも、まずどこか一つに足を運んでみることで道が開けます。
また、各機関は連携しているため、必要に応じて別の支援先を紹介してもらえることも心強いポイントです。
定着率90.1%のアビリティーズジャスコ|安心して通える就労移行支援の一例
私たちアビリティーズジャスコは、関東と宮城に複数の事業所を展開し、障がいのある方の「働きたい」という気持ちに寄り添った就労支援を行っています。
一人ひとりに合わせた支援プランを作成し、小さなステップを積み重ねながら、着実に自信を育てるサポートを提供しています。
「働けるか不安」「自分に何が向いているのかわからない」という方でも、豊富な訓練プログラムや企業見学を通じて、自分の可能性を広げることが可能です。
こうした支援の積み重ねにより、就職後6か月の職場定着率は90.1%※という高い実績を誇っています。
※2023年度実績
実際にアビリティーズジャスコをご利用いただいた方々からは、次のような声が寄せられています。
社会経験が少ない中、一からビジネスマナーや接客応対訓練など学べて安心して就職活動が行えます。
出典:アビリティーズジャスコ木更津センター 利用者 H.Hさん
敬語やPCの実務訓練は私の中で訓練していくうちに自信となって、スキルが身についていることが実感できています。
出典:アビリティーズジャスコ木更津センター 利用者 R・Hさん
しいたけ栽培や清掃、一般事務など様々な企業を見学させていただいたことで、知らなかった分野にも視点が広がり、選択肢が増えました。
出典:アビリティーズジャスコ立川センター ご利用者さま
一人ひとりの状態や目標に合わせて、ビジネスマナーやPC操作などの基礎から、実践的なトレーニングまで、幅広いプログラムをご用意しています。
さらに、企業見学や職場体験を通じて、自分に合った働き方や職種を見つける支援を行っています。
「どんな支援が受けられるのか」「自分にも続けられるのか」と不安な方は、まずは利用者の体験談や支援内容を通して、アビリティーズジャスコの雰囲気に触れてみてください。
後悔しない就労移行支援の選び方で、確かな第一歩を踏み出そう
就労移行支援の選び方に正解はありませんが、「自分に合っている」と思える事業所に出会うためには、複数の候補を比較し見学や体験を通して判断することが大切です。
納得して選んだ事業所であれば、通所を継続しやすくなり、自信の回復や就職へのステップにもつながっていきます。
「自分にできるか不安」「将来の姿がまだ見えない」と感じている方は、まずは幅広い支援が受けられる“総合型”の事業所を検討することがおすすめです。
アビリティーズジャスコでは、一人ひとりとの対話を大切にしながら、多彩なプログラムの中から最適な支援プランを作成し、就職までの道のりを丁寧にサポートしています。
最大5日間の体験利用ができるので、自分に合った事業所かどうかをしっかりと見きわめることができます。
見学や相談も随時受け付けているため、就労移行支援を検討中の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。