自立訓練と就労移行支援、どちらを選ぶかは、目指しているゴールによって異なります。
【それぞれのサービスのゴール】
- 自立訓練
- 生活基盤の安定
- 就労移行支援
- 一般就労
本記事では、自立訓練と就労移行支援の違いや、 どちらが自分に合っているかの判断軸をわかりやすく解説します。
自分に最適な支援を選ぶための参考にしてみてください。
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各事業所の所在地や詳細は、以下の地図からご確認いただけます。
事業所一覧
古川センター
仙台センター
杜せきのしたセンター
木更津センター
稲毛海岸センター
武蔵境センター
立川センター
海老名センター
地図上の該当箇所をクリックすると、
各事業所の所在地や詳細をご確認いただけます。
自立訓練と就労移行支援の違いとは?

自立訓練(生活訓練)と就労移行支援は、障がいや難病のある方が地域で安心して生活し、社会復帰するための福祉サービスです。
しかし、その目的や内容には、以下のような違いがあります。
| 項目 | 自立訓練 (生活訓練) | 就労移行支援 |
|---|---|---|
| 目的 | ・生活能力の維持、向上 ・日常生活の安定 | ・ 一般就労に向けたスキル習得 ・ 就職活動のサポート |
| 対象者 | ・ 生活の基盤を整えたい方 | ・ 就職を目指し、就活準備を進めたい方 |
| 支援内容 | ・ 日常生活訓練 (食事、家事、金銭管理など) | ・ 就職スキル ・ ビジネスマナー ・ 面接対策 |
| 利用期間 | ・ 原則2年 ※長期入所者は3年 | ・ 原則2年 ※ 最大3年まで延長可 |
| 利用形態 | ・ 通所型 ・ 訪問型 ・ 宿泊型 | ・ 通所型 |
| 利用料金 | ・ 前年の世帯収入に応じて設定 | ・ 前年の世帯収入に応じて設定 |
自立訓練は、地域で自立した生活を送るために必要な生活能力や身体機能の維持・向上を目指す支援です。
食事や掃除、金銭管理といった基礎的な生活スキルの習得や、対人コミュニケーション能力の向上にも力を入れています。
そのため、家事や人との関わりに不安を感じている方や、通院・療養と両立しながら少しずつ自立の準備を進めたい方に適した支援です。
一方、就労移行支援は一般就労を目指しており、就活準備を進めたい方に適しています。
プログラムを通じて就労スキルを学び、さらに職業訓練や面接練習に取り組むことで、無理のないステップで就職を目指せます。
併用はできる?制度上の違いと使い分け
自立訓練と就労移行支援の併用は原則認められていません。
ただし、宿泊型自立訓練との併用など、例外的に認められるケースもあります。
以下の表で、具体的な併用の可否を確認しましょう。
| ケース | 併用の可否 |
|---|---|
| 自立訓練×就労移行支援 | × ※ 宿泊型自立訓練は併用可能な場合あり |
| 自立訓練×アルバイト | × ※自治体によっては認められる場合あり |
| 就労移行支援×アルバイト | × |
| 自立訓練・就労移行支援×就労継続移行支援 | × |
併用の可否は自治体ごとに判断基準や条件が異なるため、必ず事業所や自治体に相談しましょう。
また、併用が認められた場合でも、同一日に複数サービスを利用することはできません。
なお、自立訓練と就労移行支援を同時に利用することはできませんが、自立訓練を終えた後に就労移行支援へ移行し、段階的に社会参加を進めることは可能です。
自分に合った支援方法を選ぶことが、スムーズな社会参加への大切な一歩となります。
自立訓練(生活訓練)とは?生活の土台を整えるための支援
自立訓練(生活訓練)は、障がいのある方が自立した生活を送るための能力を身につける支援です。
主に、生活能力を維持・向上させる「生活訓練」と、身体機能の維持・向上を目指す「機能訓練」の2種類があります。
これにより生活の土台を整え、日常生活の安定を図ることが目的です。
ここからは、自立訓練(生活訓練)について、より詳しく見ていきましょう。
支援の目的・対象者
自立訓練(生活訓練)の目的は、障がいのある方が地域で自立した生活を送るために必要なスキルを身につけ、生活能力の維持・向上を目指すことです。
生活の土台をしっかり整えてから、将来的に就職を目指したい方が自分のペースで準備を進められる支援となっています。
対象者は、生活に何らかの困難を抱え、自治体が生活能力の訓練が必要と認めた方に限られます。
具体的には、以下のような障がいを持つ方が該当します。
- 精神障がい
- 発達障がい
- 知的障がい
- 難病
利用にあたっては、就労移行支援と同様に「障がい福祉サービス受給者証」の交付が必要です。
これは自治体が生活能力向上のための訓練が必要と判断した場合に発行されます。
特に「すぐに働くのは不安」「外に出る練習をしたい」といった方に向いており、生活基盤を整えるための支援として最適です。
生活訓練の主な内容
自立訓練では個々のニーズに合わせて、以下のように多様なプログラムが提供されます。
| 支援内容 | 詳細 |
|---|---|
| 生活スキルの向上 | ・家事全般 ・ 金銭管理 ・公共交通機関の利用練習 |
| 体調管理・生活リズムの安定 | ・ 健康管理 ・ 薬の服用管理 ・ 医療機関との連携 |
| ストレスマネジメント・リラクゼーション | ・ストレスの管理 ・リラクゼーション法の学習 |
| 対人スキル・コミュニケーション訓練 | ・自分の気持ちを伝える練習 ・相手の話を聞く練習 |
| 集団行動やグループワーク | ・グループワークを通じた社会参加の訓練 |
| 非言語コミュニケーション | ・表情や声のトーン練習 ・言語の訓練 |
| その他 | ・就労のための準備 ・レクリエーション活動 ・自己理解を深めるワーク |
利用者一人ひとりの課題や目標に合わせて個別支援計画を作成し、専門スタッフがチームで連携しながら、適切なペースで支援を進めます。
プログラムは、家事や身支度のサポートから始め、慣れてきたら買い物や外出練習へとステップアップしていくなど、無理なく段階的に取り組めます。
さらに、グループワークや社会参加の活動を取り入れ、他の利用者との交流を通じてコミュニケーション能力や協調性も育てていきます。
利用者の状態や希望によっては、将来的な就労を見据えた準備段階として、働く意欲や体力づくりを支援することも可能です。
このように、生活訓練は一律の内容ではなく、利用者のペースや状況に合わせて柔軟に支援がカスタマイズされる点が大きな特徴です。
生活訓練と機能訓練の違い
生活訓練と機能訓練は、どちらも障がいのある方が地域で自立した生活を送るための支援ですが、目的や訓練内容には以下のような違いがあります。
| 訓練種別 | 生活訓練 | 機能訓練 |
|---|---|---|
| 目的 | ・自立した日常生活を送る ・生活能力の維持・向上を図る | ・身体機能の維持・向上を図る |
| 主な訓練内容 | ・健康管理 ・金銭管理 ・対人コミュニケーションスキル ・家事全般 ・生活リズムの安定 ・公共交通機関の利用 ・ストレスマネジメント ・社会参加 | ・体の機能のリハビリテーション |
| 主な対象者 | ・知的障がい ・精神障がい ・発達障がいなど | ・身体障がい ・難病 |
生活訓練は、家事や金銭管理、コミュニケーションなど、日常生活を安定させるためのスキルを総合的に高め、生活全般の自立を目指す方に向いています。
一方、機能訓練は、身体機能のリハビリや体力づくりを通じて、身体の動きに不安がある方や運動機能の回復を目的とする方に適した支援です。
どちらも目的に応じて選ぶことで、自分らしい暮らしを実現しやすくなります。
就労移行支援とは?働く力を育て、就職を目指す支援
就労移行支援は、障がいや難病のある方が一般企業で働くことを目指して、必要なスキルや自信を身につけるための支援を行う福祉サービスです。
就職活動に必要な職業訓練やビジネスマナーの習得、実習・企業見学などを通じて、就職後も安定して働き続けられる力を育てます。
ここからは、就労移行支援について、より詳しく見ていきましょう。
支援の目的・対象者
就労移行支援の目的は、障がいのある方が一般企業に就職し、その後も安定して働き続けられるよう必要なスキルや自信を身につけることです。
一人ひとりの個別支援計画に基づき、 職業スキルの習得や 面接練習、職場実習などを通して、段階的に就職活動を進めていきます。
また、就職後も定着支援として、職場での困りごとや環境調整について相談できる体制を整え、安定した就労が続くようサポートします。
就労移行支援の対象者は、厚生労働省により次のように定められています。
- 一般就労等を希望する65歳未満の障がい者で、就労が可能と見込まれる者
- 障がい者手帳を有する者、または医師の診断等により支援の必要性が認められた者
- 身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がい、難病等のある者
就労移行支援の対象者については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
就労支援の主な内容
就労移行支援の主な支援内容は、以下の通りです。
- 基礎的な就労スキルの習得
- ビジネスマナーの習得
- 職場実習・企業見学
- 就職活動の支援
- 就職後の定着支援(フォローアップ)
これらの支援を通じて、個々の状況に合ったスキルアップを図り、就職後も安定して働き続けられるよう、職場での定着を支援します。
これにより、障がいのある方が長期的に社会で活躍するための土台が整います。
自立訓練と就労移行支援のどちらを利用するかの判断軸

自立訓練と就労移行支援をどちらを利用するかは、今の自分の状態や目標によって異なります。
以下では、それぞれどちらが向いている状態かについて解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自立訓練が向いている状態
自立訓練が向いている状態は、以下の通りです。
- 生活リズムが乱れている
- 食事・洗濯・掃除などの家事が不安
- コミュニケーションに強い苦手意識がある
- まずは心身の健康や生活の安定を優先したい
- 働くことに対してまだ漠然とした不安がある
一人で公共交通機関を利用することが難しいなど、生活面で困難を抱えている方は自立訓練がおすすめです。
また、就労移行支援は最長2年の利用期間が定められています。
就職を目指していても、生活の基盤が整っていない場合は、まず自立訓練で準備を進めることが効果的です。
就労移行支援が向いている状態
就労移行支援が向いている状態は以下の通りです。
- 働く意志がはっきりしている
- 働くためのスキルや経験が必要だと感じている
- 面接や履歴書の書き方に不安がある
- 自分に合った職場を探したい
- 就職後も支援を受けながら続けたい
生活の基盤が安定してきた方が、本格的に就職活動へ踏み出すために最適な支援と言えます。
プログラム内容は事業所ごとに異なるため、 安定した通所を実現するためにも、自分に合った事業所を選ぶことが大切です。
アビリティーズジャスコでは、障がいのある方一人ひとりの状況に合わせた支援プログラムを提供しています。
就労スキルの習得はもちろん、社会生活技能訓練やグループディスカッションを通じて、対人コミュニケーション力やストレス管理能力も身につけられます。
さらに、イオングループのネットワークを活かし、希望に合った職場実習を行うことで、就職時のミスマッチを事前に防げます。
長く安心して働き続けられるよう、一歩踏み出したい方はアビリティーズジャスコをご検討ください。
自立訓練や就労移行支援を利用する流れと手続きのポイント
自立訓練や就労移行支援を利用するまでの流れは、以下のとおりです。
- 事業所を調べる・見学する
- 相談支援専門員と面談を行う
- 市区町村に「障がい福祉サービス受給者証」を申請する
- 支給決定・サービス開始
なかでも事業所選びは支援の質や相性に大きく影響するため、見学を通して自分に合うかをチェックすることが重要です。
また、「障がい福祉サービス受給者証」を申請する際には、障がい者手帳や医師の診断書などが必要となります。
手続きは市区町村の福祉課で行うため、必要書類をあらかじめ確認しておきましょう。
上記の流れについて、自分で進めるのが不安な場合は、まずは相談支援専門員や事業所のスタッフに相談 することをおすすめします。
支援員や自治体に相談する方法
手続きやサービス選びに不安がある場合は、支援員や自治体の相談窓口を利用しましょう。
主な相談先は以下のとおりです。
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 相談支援専門員 (指定相談支援事業所) | ・自立訓練や就労移行支援のサービス選び ・手続きのアドバイス |
| 市区町村の障がい福祉課 | ・福祉サービスの利用案内 ・受給者証の申請手続き |
| ハローワーク (障がい者窓口) | ・就職活動の支援 ・職業訓練の案内 |
| 事業所 | ・サービス内容や利用方法の詳細 ・支援プログラムの説明 |
これらの窓口を利用すれば、支援の選び方や手続きの進め方について、専門家から具体的なアドバイスを受けられます。
自分の状況に合わせたサポートを得ることで、スムーズに支援を進め、最適な支援を受ける第一歩を踏み出せるでしょう。
自立訓練か就労移行支援かで迷ったら、アビリティーズジャスコという選択肢も
自立訓練にするか、就労移行支援にするか迷っている方の多くは、生活リズムの乱れ・服薬管理・障がい理解の不足といった課題を抱えていることが少なくありません。
アビリティーズジャスコでは、次のようなプログラムを通じて「生活の安定」と「働き続ける力」を養います。
| 有効なプログラム | 詳細 |
|---|---|
| SST (社会生活技能訓練) | ロールプレイを通じて、対人コミュニケーション力や問題解決力を身につける |
| 認知行動療法 | 自分の思考と行動のパターンを認知し、より適切な考え方や行動に修正していく |
SSTでは、日常の場面を想定したロールプレイを通じて解決方法を学び、実際の状況でも落ち着いて対応できる力を育てます。
認知行動療法では、ストレスや困りごとを整理し、自分の中にある思考や行動のパターンを見直すことで、より前向きに行動できるようになります。
こうしたプログラムを積み重ねることで、ストレスをコントロールできるようになり、社会人としての基礎を身につけられます。
生活面の課題に取り組みながら、仕事に必要なスキルも同時に磨きたい方は、ぜひアビリティーズジャスコをご検討ください。
社会復帰のためには、「今の自分に合う支援」を選ぼう
自立訓練や就労移行支援は、障がいや生きづらさを抱える方にとって、社会復帰への第一歩。
選ぶ支援によって効果や社会参加の可能性は大きく変わるため、自分に合った支援を見極めることが大切です。
【 就労移行支援が向いている方】
- すぐに就職を目指したい
- 就職に必要なスキルや経験を身につけたい
【自立訓練が向いている方】
- 日常生活の基本スキルを身につけたい
- 就職に向けて生活の土台づくりをしたい
今すぐ就職に向けて動き出す自信が持てない方は、まず自立訓練を受け、その後に就労移行支援へ移行する方法も有効な選択肢です。
アビリティーズジャスコでは、就労スキルの習得だけでなく、多様なプログラムを通じてコミュニケーション力や自己表現力も身につけられます。
「働くイメージがまだ湧かない」という方も、カウンセリングを通して支援計画を立てることで、自分らしい未来を少しずつ具体化していけます。
どんな支援が自分に合っているのか迷っている段階でも、お気軽にアビリティーズジャスコへご相談ください。

