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2022.08.09
就労者アンケート A・Kさま 50代/男性/事務補助/高次脳機能障害
◆就労移行利用前から現在までの状況を簡単に教えてください。
3年前、通勤途中に脳出血で搬送され入院しました。
救急病院での入院中は車椅子生活でしたが、少しずつリハビリを始めました。
リハビリを早めに始めれば早期の回復も見込めるとの事から、リハビリテーション病院を
紹介されて転院しました。訓練を続け日常生活は送れるようになりましたが、
今後仕事はどうしようか考えた時に、リハビリテーション病院のワーカーさんから、
就職支援も行っている自立訓練施設を紹介され、見学・体験を行い通所する事を考えていましたが、
就労移行支援を行っているアビリティーズジャスコを知り2021年2月から通所し、
1年4ヶ月の通所・訓練を経て事務補助として就職が決まりました。
◆アビリティーズジャスコを利用した経緯は何ですか?
自立訓練施設への通所を検討していた時、主治医の代行でリハビリに来た先生が、
自宅から近い稲毛海岸にも就労移行支援事業所がある事を教えてくれたので、自分でネット検索し、
アビリティーズジャスコに問い合わせをしました。
問い合わせメールをした所、すぐに返信が届いたので連絡を入れ、
数日後には説明会に参加する事になりました。
イオン系の就労も目指せる事、通所を考えていた自立訓練施設より近かったので、
安心して通えると思いアビリティーズジャスコへの通所を決めました。
問い合わせの返事が遅かったら、自立訓練施設のほうに通所を決めていたかもしれません。
◆入社した経緯は何ですか?
家から通える範囲での就職を希望していたところ、アビリティーズジャスコから稲毛海岸にある
イオングループ企業を紹介してもらいパソコンスキルを活かせると思い応募し、採用いただきました。
パソコンは以前から独学で勉強し、パソコンを扱った業務にも従事していたこともあり得意でした。
◆現在どのような仕事に従事されていますか?
主にパソコン業務に従事しています。
これまで身につけてきたスキルを活かし、元のデータを工夫しながら加工し、使いやすくしています。
自分用のフォルダを用意してもらい業務に取り組んでいます。
◆アビリティーズジャスコを利用し、仕事に活かされている事は何ですか?
訓練で報連相の大切さを学び、相談する事で問題を早期に解決出来るようになりました。
7月上旬、腰痛により欠勤があったのですが、体調を崩した時など、以前なら焦って
パニックになってしまっていた事も、悩まずにすぐに相談することが出来ました。
周りに相談するのは悪い事ではないと思えるようになりました。
改めて相談する事の大切さを痛感しました。
◆自身の障害について 実際に仕事をされて苦労した事があれば教えてください。
歩行に時間がかかるので、休憩時間の移動などに苦労しました。
休憩時間に配慮を頂き、移動を考慮し長めにして頂けました。
◆会社から配慮を頂いた事があれば教えてください。
入社時には、特に配慮のお願いはしませんでしたが、最近腰痛の為に欠勤がありました。
座りっぱなしの為に、腰に負担が掛かり体調を崩してしまったようです。
上司からも心配されたので、定期的にストレッチを行う休憩時間が欲しい旨を伝え
了承を頂きました。
◆配慮によって、どのように変わりましたか?
定期的にストレッチを行う休憩時間を頂いたおかげで、
お昼休憩や終業時間、立ち上がる時にあった痛み・違和感が解消されました。
ツッパリ感が長く続くと痛みだしていましたが、今は治まっています。
おかげで次の行動がスムーズに行えるようになりました。
◆今後の目標は何ですか?
今はパートタイムで働いていますが、将来的には週5日のフルタイム勤務で働きたいと思っています。
その為に無理なくオフィスワークに耐えられる体力を付けたいと思っています。
自分では姿勢正しく座っていると思っていましたが、リハビリの際に傾いた座り方を
している事を指摘されました。
正しい姿勢が自然に出来るようになり、オフィスワークに対する耐性を付けたいと思っています。
◆最後に、今後就労を目指している方へメッセージをお願い致します。
機会があれば、企業説明会・見学・実習に積極的に参加する事を勧めます。
参加する事は、自分に出来る事や不向きな事を見極めるためのチャレンジです。
「これなら無理なく長く働き続けられる。」を見付けられるチャンスです。
自分が出来ると思える仕事を見つける事は、企業から信頼され仕事を任せられる事です。
積極的に探す事が大切です。
Aさんはアビリティーズジャスコに通所しながらもリハビリを頑張り、また、ご自身でも歩行やストレッチなど、働くためにご自身の障害と向き合ってこられました。
努力が実を結んだことを支援員一同嬉しく思っています。
センターから職場も近いので、定期的に元気に働けていることをご報告に来てくれます。
これからも安定してお仕事が続けられるように私共も支援を続けさせていただきます。
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お問い合わせは随時承っております。
お電話(0120-046-150)かお問い合わせフォームにてご連絡ください。
見学・体験も随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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