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2024.09.30
アビリティーズジャスコ立川センターです。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り
お彼岸に入って暑さが和らぎ、心地よい秋風が感じられるようになりました。
立川センターでは9月にお二人就労されました。
今回は、その中のお一人が毎月発行している立川センター通信に寄せられた
最後の文章をご紹介いたします。
ご本人からは快くご了承いただきました。
寂しくもありますが、本当の始まりはこれからかなと感じています。
私は、アビリティーズジャスコに来る前は自分に自信が全くありませんでした。
失敗する度に自分を責めてしまう事が何度もありました。
そして、いつからか歩みを進める事が怖くなりました。
知り合いや友人達は一足先に働き始め、焦りと不安で心が黒く染まっていくような心地でした。
自分に未来なんて来るのだろうか。
最初アビリティーズジャスコに来た時は、不安で一杯でした。どんな人達がいるんだろう。
怖い人達だったらどうしよう。色々な想いが頭の中をめぐっていました。
でも、引き戸を開けると笑顔で迎えてくれる支援員さんがいました。初めて感じた感情でした。
温かさに包まれた感じで、怖い所ではないかもと思いました。
一番印象に残っているのは、パネルディスカッションです。
その訓練に参加した時に「失敗をどうみるか」という質問があり、
支援員さんの一人が驚くような答えを話してくれました。
「失敗はしてもいいんです。失敗は前に進んだあかしで、前に進んだ証拠」なのだと
教えていただきました。
それからは、今まで恐れていたことにも頑張ってチャレンジするようにしました。
失敗には慣れず、何度経験しても、やっぱり辛くなったり、悲しくなったりしました。
それでも、「やり続けることに意味があると信じてみよう」と思い直しました。
好きな言葉がもう一つあります。「最初の一歩」という言葉です。
どういう結果になろうとも、必ず努力したあとは残ります。
とてもかっこいい言葉で、説得力のある言葉だと思います。
就労が決まるまで長かったような気がします。
今でもあまり実感はないのですが、道は必ず開けるのだなと感じました。
あきらめずにやるということは、新しい道につながる事なのだなと思います。
私は皆さんに力をもらいました。
実習一日目、私は不安と混乱で頭が一杯で、手が震えていました。今にも泣きそうでした。
過去の記憶がよみがえり、これでもダメだったらどうしようと思った時、
メンバーさんの顔が浮かび上がりました。
深く深呼吸をして、ドクドクと速くなる心臓の音を落ち着けることができました。
皆、本当は未来への不安を背負いながら、それでも頑張っているんだと改めて思います。
それでも私はこの道をしっかり進んでいきたいと思います。
支援員さん、メンバーの皆さん、支えてくださりありがとうございました。
これからも、今までいただいたすてきな言葉を胸に前に進んでいきます。
苦手な訓練にも、いつも真摯に取り組まれていた姿が思い浮かびます。
実習では、パソコンを使った初めての作業に戸惑いながらも、一生懸命がんばっていました。
初めての就労で不安は大きいと思いますが、
長く続けていけるよう、メンタル面を含めて精一杯定着支援していきたいと思っています。
「安心して・安定した環境で・永く働ける」
それがアビリティーズジャスコ立川センターの願いです。
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