2025年06月21日
【立川センター】 就労事例(事務補助)
就労者の声
積み重ねを経て「主体的」に行動できるようになったとき、努力が結実するのだと思います。
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結実
私は昨年の7月から通所を始め、この度就職が決まりました。通所から11か月ほど、長いようで短い月日だった、と今にして思います。
就職活動に本腰を入れたのは4月初旬。わずか1か月弱の急速な進展には私自身驚いています。就職が決まった今も喜びや安堵より「実感が沸かない」というような不思議な気持ちです。一つ確かなのは、これまでの積み重ねなくしてはこの1か月の取り組みが実を結ぶことは無かっただろうというということです。
通所を始めた当初から私には焦りがありました。「早くこの生活を抜け出したい」「早く就職したい」そんな焦りが失敗を生んで「まずは落ち着いて一歩ずつ」と自分を見つめ直したときも心のどこかで「見学や実習、面接などの就職に直接繋がる経験が出来ていない現状は成長しているのだろうか?」と感じていました。しかし「何のために訓練があり、それぞれにどんな意味があるのか」ということは、この結果が証明してくれたように思います。
通所できるようになること、挨拶が出来るようになること、発言できるようになること。それは初めから出来て当然ではなくて、どんなに小さな成長のように感じても、就職に繋がる大きな一歩です。そんな積み重ねを経て「主体的」に行動できるようになったとき、努力が結実するのだと思います。
ここで学んだことを忘れずに、新たな環境でも頑張ります。支援員の皆様、訓練生の皆様、大変お世話になりました。
