- 小
- 中
- 大
2021.05.24
皆さま、こんにちは!
アビリティーズジャスコ稲毛海岸センターです!
初夏を迎え、爽やかな日々が続く今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
本日は、5月11日、12日に行われました淑徳大学看護栄養学部看護学科4年生の実習の様子に
ついて報告させていただきます。
過密を避ける為、実習に参加される7名の学生さんは11日午前2名、午後2名、12日午前3名に
分かれ、先生にはそれぞれのグループに引率いただき訓練に参加いただきました。
本日のご報告は、5月11日のものです。
まず、アビリティーズジャスコスタッフから就労移行支援
事業所・就労定着支援事業所の役割についての講義です。
学生さんはメモを取られていましたが、眼付から真剣な
様子が伝わってきました。
初日の訓練は、SST(Social Skills Training:社会生活
技能訓練)です。利用者さまには2つのグループに
分かれていただき、学生さんにはそれぞれのグループの
コリーダーを務めていただきました。
コリーダー=co-leader=共同のリーダー=二人目の
リーダーなのです。
ロールプレイを行っている方をリーダーが観察している
時は、他の参加者の表情を観察しリーダーに助言する等、
コリーダーは大切な役割を担っています。
学生さんもその役割を十分に理解しており、利用者さま
一人ひとりに声がけを行うなど、皆さんが発言しやすい
環境をつくることで、和やかな雰囲気で訓練が進んで
いきました。
引率いただいた水野教授にも訓練に参加いただき、
大変有意義な訓練に発展していきました。
初対面の専門大学の教授を前に、利用者さまはいつも
以上に緊張されたことと思います。
しかし、中々得られないとても貴重な体験です。
その後は、学生さんから利用者さまへの質問、稲毛海岸
センターから就労された方を招いての懇談会や「医療・
福祉・企業の連携について」の講義などを行い、充実
した実習を体験いただけたと思います。
利用者さまにとっても、専門の方々を招いた訓練となり
得られるものは多かったと思います。
最後に水野教授より、実習のご感想とこれから就職を目指す皆様へ暖かいメッセージを頂き
ましたので掲載させていただきます。
~ 淑徳大学 水野恵理子教授より ~
このたびは実習をお引き受けいただき、ありがとうございました。
病院での実習を行うことができなかった学生達にとって、今回の就労移行・定着支援の現場で
の実習は、とても有意義なものとなりました。SSTやグループワークでのやりとりや質問に
お答えくださった内容から、利用者の方々の就労に対する思いや仕事に就くために真剣に努力
していらっしゃることが伝わってきました。
なんとなく閉塞感を抱くこともある昨年からの雰囲気の中、気持ちが落ち込むことや先が見え
ないことの不安がよぎることがあるかもしれません。
早く仕事に就かなければと焦ったり、訓練を頑張らなければと気負いすぎたりせず、一呼吸
入れながら、つらい時は親しい人・頼りにしている人・スタッフに愚痴を含めて相談して
ほしいと思います。社会の動きにほどほどのアンテナをはりつつも、自分のペースや軸を
ぶらさず、一日々々を丁寧に暮らしていくことを心がけたいですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■ 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 水野恵理子教授(研究分野:精神保健看護学)
これまで、職場のメンタルヘルス、家族
介護者のストレスマネジメント、統合失調
症患者の服薬心理教育、精神障がい者の
家族支援、統合失調症のリカバリーとステ
ィグマに関する研究を行なってきました。
現在は、日本型の精神障がい者就労支援の
構築に関する研究を実施中です。精神看護
学は発展途上にあるため、微力ながら
academic mental health nursingの
確立に寄与するよう、地道にエビデンスを
積み重ねることに努めていきたいと思います。
(淑徳大学HP教員紹介より)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
稲毛海岸センターでは、このようなイベントも含めた様々な訓練を行っております。
皆様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お問い合わせは随時承っております。
お電話(0120-046-150)かお問い合わせフォームにてご連絡ください。
見学・体験も随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~