- 小
- 中
- 大
2021.04.26
みなさんこんにちは!
アビリティーズジャスコ南行徳センター
支援員の富樫(とがし)です!
皆さん突然ですが、
「認知行動療法」って聞いたことありますか?
「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、
認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法を
「認知療法・認知行動療法」といいます。
いつも毎週金曜日に実施している
SST(ソーシャルスキルズトレーニング)も認知行動療法の一つで、
こちらはソーシャルスキル、つまり社会生活技能の練習が目的になります。
今回行ったカラム法は、
仕事や日常生活で落ち込んでしまう事など
何かの問題に直面したときに、
バランスの良い考え方ができるようにする目的のものです。
「自分はダメだ」「誰にもわかってもらえない」「どうせ何をやってもムダだ」と
決めつけて、自分を追いつめてしまった事はありませんか?
そうしたときには、思い込みに縛られないで現実に目を向け、
次のようなカラム(コラム)を使って考えを整理していくことで気分を改善し、
対応策(これからのプラン)を考えることに役立ちます。
①状況
②気分
③自動思考
④根拠
⑤反証
⑥適応的思考(バランス思考)
⑦心の変化
まず、「就職活動の面接がうまく行かなかった」や「職場で自分の意見をわかってもらえなかった」など、
起こった出来事をテーマにして、①〜⑦まで分析しながら書き出してみます。
※写真の例では、実際に利用者様にコロナで起こったことをテーマにして実施して頂きました
「状況」は時間や時期など詳しく書き出し、次にその時の「気分」、
その時瞬時に強く思ったこと「自動思考」、そしてその「根拠」を明らかにします。
そしてその次は、「反証」となる事実を書き出します。
「あのとき〇〇さんにこう言われたけど、〇〇さんも大変だったんだよなあ・・・」
など、その時では見えていなかった事実が、きっと隠れています。
「今度はこうやって考えてみよう!」
「こんな考え方で取り組んで見よう!」など
これを「適応的思考」と言います。
そして最後に「心の変化」がどのくらいあったかを自分に問いかけてみます。
こうして書き出していくことで、やがて自分の考え方のクセがわかってきます。
しかし、ご自身の自動思考を否定するのではなく、自分の考え方のクセを理解し、
バランスの取れた思考を持つことが大切です。
普段から出来ている人もいるかもしれませんが、
こうして分析することはなかなか無いと思います。
訓練の時間に実施した際には、
「気持ちの変化を感じられた!」と感想を頂くことが出来ました!
就職した後も、いろいろな問題に直面すると思います。
そんなとき、自分自身で考えを整理できるととても安心ですね。
これからも南行徳センターでは認知行動療法を取り組んで参りますので、
ぜひご参加ください!
—————————————————————————
見学・相談・体験は随時承っております。
お電話(0120-046-150または047-711-1017)
もしくはお問い合わせフォームにてご連絡ください。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
—————————————————————————