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2020.04.17
緊急事態宣言により訓練が在宅訓練に…その日は突然やってきました。
4/6(月)朝の朝礼にて「今週から午前訓練です。コロナウイルスの状況により来週から通所が困難となり在宅訓練になる可能性がでてきました。これから順番に面談を行って確認と説明をしていきます。」と連絡。
そして『海老名通信の作成』訓練を行いながら、1人ずつ声をかけて面談を実施。その最中に、関東では明日にも緊急事態宣言が発令されるということで命を一番に優先し、急遽翌日から在宅訓練に切替えとなりました。
同時に支援員もテレワークとなり、突然のことで取急ぎ組んだ数日間の在宅プログラムはこのようなものでした。
◇コロナウイルスについて自分が感じたこと、思うことをまとめる。
◇SSTテーマ:初めて会った人と会話をする/場面設定: 実習先や就労先の昼休憩の会話をそれぞれ想像してやりとりの会話を考える。
◇散歩…ほんの短時間近所の外に出て気に入ったものを写真で撮って送る。絵でも可。
◇しりとり…続けられるだけ、書けるだけ書く。
◇1日1回はテレビ体操をみてからだを動かす。
そして在宅訓練の開始と終了、健康チェックを毎日電話やメールで都度報告する。その時の報告の型を作成し、ビジネスメール、電話応対の体験練習として行っていただきました。
訓練生のみなさんの不安はいかばかりかと心配しつつ、就労職場の実践さながらのやり取りが続いています。
近くの桜やムスカリの花を撮影した添付メール報告は支援員の緊張感をほぐしてくれました。コロナウイルスについて感じた所感には、各国の国民性や文化の違いについて着目した感想、非常事態宣言についての話をつづり最後はユーモラスな文章で終わらせる文章力にその方の新たな魅力を発見します。
頑張ってつなげたしりとりの言葉からはその人の日常を観察する素敵な目線を感じられます。それそれが制約の中で今できる方法で懸命に「伝えよう」とし、こちらのメッセージをキャッチしてくれています。
当センターは在宅ワークに特化した就労移行ではなく、レジ接客や小売りのノウハウを活かした実地訓練と座学を組み合わせたスタイルですが、在宅訓練中ならではの状況を活用し、それぞれの得意不得意を理解し、その人にあった就労先が見いだせるように支援していきます。この先の未来に働く時、予定とは違うことが起きる職場で対応できる力をつけ、それぞれが自分自身で心身の体調管理をして自立できるように在宅訓練プログラムを考えていきたいと思っています。
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